普段から政治に関心の深い台湾人が最も熱くなる日が総統選の日なのです。
【台湾総統選まで1週間】候補者ら大都市中心に政策訴え
もしあなたが最近の台湾を旅行したら分かると思いますが、テレビの番組は連日各政党の応援の番組が溢れ,口角泡を飛ばす勢いで各陣営の優位を述べ立てます。そして街へと出ると各党の応援団が選挙カーに乗って、街中を大声で走り回るのでうるさくてたまりません。
現在3名の候補者は与党の民進党は「頼清徳」、最大野党の国民党は新北市長「侯友宜」、そして民衆党は前台北市長「柯文哲」の3氏が三つ巴で戦っています。
台湾総統選で初のテレビ討論会 対中政策で与野党対立(2023年12月31日)
昨年末には候補3名がテレビ討論会を何時間にも渡って開催されました。その模様がYouTubeでも紹介されています。言葉の分かる方はどうぞお聞きください。【字幕版】2024 總統選舉電視辯論會 上半場
【字幕版】2024 總統選舉電視辯論會 下半場
両方で2時間16分にも渡ります。このほか副総統候補の討論会も中継されています。
このように国中が熱くなり政治に対する関心が大きいので毎回、投票率は70~80%もあります。日本の3~40%なんて恥ずかしい限りです。
ちょうど日本語で良く分かる番組があったのでどうぞご覧ください。前後編と長時間になりますが、台湾の政治の状況がよく分かる番組です。
【迫る台湾総統選2024】台湾総統選の焦点「対中姿勢」柯隆×矢板明夫×山口信治 2023/12/7放送<前編>
【標的には日本も?】中国が仕掛ける「認知戦」の実態 柯隆×矢板明夫×山口信治 2023/12/7放送<後編>
この番組は具体的に総統選の候補の立場や主張を述べているので、本当に良く分かります。矢板明夫氏はバイリンガルで長年台湾で報道関係の仕事をしているので、その解説は我々日本人にもよく理解できると思います。
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これで13日の投票が終われば、その日は全テレビ局で開票速報が流れます。これがすごいのです。日本のように投票を締め切ったとたんに「開票速報!」だなんてすぐに結果を発表せずに、刻一刻と開票を固唾をのんで見守るのです。これが楽しそうなんですよ!夜市の屋台や鍋でも食べながらテレビの速報を見て、一喜一憂するのです。
テレビ速報の画面の一例:これに刻一刻と得票数が表示されます。
いつもこの光景を見たら、日本の選挙戦が寂しすぎるので台湾がうらやましくなります。
今はYouTubeでそれが体験できるので、13日の夜は台湾の人と一緒に開放速報を楽しみたいと思っています。
YouTubeで興味深い動画がありました。台湾の若者に「あなたは投票に行きますか?」と尋ねる調査です。
【台湾総統選挙】台湾の20代100人に投票行くか聞いたら結果がとんでもないことにwww【エビリンチャンネル台湾 】