台湾藍武士號(青武士号)~南海ラピート号色の列車、台湾を走る!

台湾鉄路管理局は2019年1月16日から、南海電気鉄道の特急「ラピート」の色にラッピングした電気機関車を走らせています。

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*台日友誼號(日台友好号)自由時報より

台湾の電気機関車はの2両のみで、それぞれ「藍(ラン)武士號(ブルー武士号)」と「台日友誼號(日台友好号)」と名付けられています。ラッピングは日本から空輸したものを、そのまま使用し、側面には南海電気鉄道のキャラクター「関空戦士ラピートルジャー」や大阪城、日台両国の国旗が描かれています。

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*藍武士號(ブルー武士号)

このコラボ機関車2両は、北部の基隆市の「七堵駅」と、南部の屏東県にある「潮州駅」を結ぶ西部幹線を走ります。台湾の電車は日本の急行に相当する「莒光号(チークワンハオ)」を牽引します。一部の列車は東部幹線経由で台東県の台東駅まで運行するそうです。運行期間は1月から7月までということです。運が良ければ出会うことができるかもしれませんね。

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*式典での女性車掌さん(藍武士號的車掌小姐 1月14日の式典の写真、民視新聞より)

「ラピート号」とは大阪難波駅と関西国際航空をつなぐ南海鉄道の特急列車の愛称です。
<ラピート>とは、「速い」という意味のドイツ語。都心なんばと関西国際空港を最短で結ぶ空港特急のスピード感にマッチしたネーミングです。爽快な響きを持ち、なおかつ親しみやすいこの名前の決定にあたっては、一般公募が行われ、3万2千通もの応募の中から選ばれました。

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*南海電鉄ラピート号 

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ファンの間では漫画「鉄人28号」のような顔つきだと好評を得ています。

*台鉄:台南駅(前半)と嘉義駅(後半)を出発する「藍武士號」と「日台友誼號」の動画


色は同じでも形は相当違いますね(ここは大目に見てあげてください)。でも益々の「日台友好」を目指して、このような親しみのある列車を運行させてくれる台湾のおもてなしに応えてどんどん遊びに行こうではありませんか!

台湾から「おめでとう!」メールをもらいました

昨日、台湾の友人からおめでとう!とのメールをもらいました。日本の大坂なおみ選手が全豪オープンの試合で優勝したからです。

別に私が獲ったわけではないのですが日本人初の快挙でテレビで見ていて思わず大声で「やったー!」と叫んでしまいました。(以前テニスをやっていたので、つい熱が入ってしまいます)

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台湾でも試合が中継されていて「快訊/大坂直美奪澳網女單冠軍 榮登球后寶座!」(速報/ ”大坂なおみ”全豪オープン女子シングルスチャンピオンを獲得!)という報道がありました。(注:”なおみ”は漢字がないので勝手に変えているようです)

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世界ランキング4位の大坂なおみ選手は世界27位、台湾の謝淑薇選手と対戦して、熱戦の末勝利を挙げ4回戦に勝ち上がりました。このように台湾でも有名な「謝淑薇」選手が出ていたので実況放送があったのでしょう。
(台北 19日 中央社)テニスの全豪オープン第6日は19日、メルボルンで女子シングルス3回戦が行われ、第28シードの謝淑薇は、第4シードの大坂なおみに7-5、4-6、1-6で逆転負けし、16強入りを逃した。2015年、当時17歳の大坂に敗北を喫したことがある謝。2度目の対戦となる今大会では粘り強いプレーで第1セットを奪取。だが第2セットの中盤から盛り返した大坂の勢いに押され、態勢を立て直すことができなかった
という記事が台北で出ていました。
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*台湾の「謝淑薇」選手

真夏のオーストラリアで昼間は40度を超す高熱の中、連日の試合で身も心もぐったりするほどハードな試合を制して優勝するなんて、本当にすごいことだと感心してしまいます。明日には世界ランクが1位になるとのことも聞きました。日本人が世界のトップになるなんて、こんなに嬉しく誇りに思うことはありません。

全米、全豪オープンは優勝したので、ウインブルドン、全仏オープンも勝ち進んでぜひとも「グランドスラム」を成し遂げてほしいものです!

好調ドラマ「まんぷく」が描かなかった物語

前回、連続朝ドラの「まんぷく」の立花萬平が台湾出身の安藤百福氏をモデルにしたのに、一度も台湾のことが出てこないのはなぜだろう~と書きましたが、ネットで調べていると次のような記事に出会いました。

ジャーナリスト:野嶋 剛氏の「「好調ドラマが描かなかった物語」なぜNHK「まんぷく」は、安藤百福の“台湾ルーツ”を隠したのか」という記事です。
これを読むと、ドラマを見て私が感じた違和感を払拭してくれたのです。(興味のある方、どうぞクリックしてご覧ください。なぜ即席ラーメンが発明されたのか?という疑問も晴れることでしょう)
野嶋 剛氏は下記の「タイワニーズ:故郷喪失者の物語」という本を著していて日本に住む台湾人の苦悩を克明な取材と共感をもって紹介しています。

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*野嶋 剛:「タイワニーズ 」故郷喪失者の物語 小学館:単行本1620円
本の内容(「BOOK」データベースより)
「日本は台湾を二度も捨てた。それでも彼らがいたから、強く、深くつながり続けた。在日台湾人のファミリーヒストリー」
メディアやネットで取り沙汰されたやりとりを眺めていると、日本人は、在日台湾人が歩んできた道をほとんど知らないのではないかという思いを抱きました。日本は台湾を二度も捨てた、と台湾では言われているのをご存知でしょうか。一つはポツダム宣言による台湾の放棄、もう一つは1972年の中華民国との断交。それでも両国がつながり続けたのは、両国を行き来した「人(タイワニーズ)」のおかげである、と筆者は述べます。タイワニーズの営みと歴史を教えてくれる本書は、同時に、国とは何か、国籍とは何か、という問いを我々に与えます。

本の目次を見ると:【目次】
・蓮舫はどこからやってきたか
・日本、台湾、中国を手玉にとる「密使」の一族 辜寛敏&リチャード・クー
・「江湖」の作家・東山彰良と王家三代漂流記
・おかっぱの喧嘩上等娘、排除と同化に抗する 温又柔
・究極の優等生への宿題 ジュディ・オング
・客家の血をひく喜びを持って生きる 余貴美子
・「551蓬莱」創業者が日本にみた桃源郷 羅邦強
・カップヌードルの謎を追って 安藤百福
・3度の祖国喪失 陳舜臣
・国民党のお尋ね者が「金儲けの神様」になるまで 邱永漢

などと、台湾をよく知っていたつもりの私でも知らない人物のヒストリーも沢山載っているようです。是非とも購入して読んでみようと思っています。これを知ることでもっともっと台湾のことが好きになると信じています。

今回は台湾旅行とはあまり関係はありませんが、より良く台湾を知るきっかけになるのでは……と思いご紹介しました。

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*台湾で買ったジュディ・オングさんの主演映画「愛の天地」のDVD

野嶋 剛:タイワニーズ
故郷喪失者の物語 小学館

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