世界中の医学会が必死で、この武漢肺炎(新型コロナウィルス)の治療薬の製造に努力していますが、いち早く台湾イギリスの研究チームが治療の鍵となる抗体を発見したとするニュースは今年一番の嬉しいニュースですね。
(台北中央社)台湾主導の共同研究チームが、新型コロナウイルスに対抗するために人体の免疫システムによって作り出された25株のヒト化モノクローナル抗体を発見した。最速30分で感染の有無を判別できる迅速検査キットの開発につながるほか、このうちの1株には人体へのウイルス侵入を抑制できる可能性があり、新たな予防、治療手段となることが期待される。
2002年に中国の広東省で発生したサーズ(SARS)の時、多くの犠牲者を出した経験から、ずっと中国大陸からの疫病侵入に備えて、研究を重ねてきた成果が表れたのでしょう。
今や世界でもトップクラスの医学先進国「台湾」は世界を救うかもしれない、すごい発見をしてくれました。
このニュースに代表されるように台湾は疫病で苦しんでいる世界各国に大きな貢献をしています。
中国に忖度(そんたく)している日本の多くのメディアは、台湾に関する「美談」は極力報道しないので多くの日本人は知る術がありません。
台湾が行っている人道支援の一部を紹介します・・・
■台湾が昨年末に「武漢の肺炎で隔離治療している」とWHOに警告:世界保健機関(WHO)に対し昨年12月31日に「中国・武漢で特殊な肺炎が発生し、患者が隔離治療を受けている」との情報を伝え、警戒を呼びかけていたのにWHOはその情報を握りつぶしました。この時の証拠になる文書を昨日(4月11日)世界に向けて公開しました。・・・これはテドロス事務局長の台湾に対する「3カ月以上にわたり人種差別的な人身攻撃が続いている」との抗議声明に対しての反論でした。
■台湾、チェコに人工呼吸器を寄贈 プラハ市長が感謝:チェコに人工呼吸器25台の提供を約束。同国のペトシーチェク外相が同日、台湾への感謝を表明していた。プラハにはこのうち9台が配分されます。
寄贈した人工呼吸器をプラハ市内の大学病院の院長(右)に手渡すフジブ市長
■台湾に支援を仰いできた各国にマスクを無償提供:人道支援の第一弾として、米国に200万枚、イタリアやスペイン、フランスなど欧州11カ国に700万枚、外交関係のある友好国に100万枚をそれぞれ無償提供しています。
■太平洋地区の国交樹立国に対する援助:パラオ、ナウル、マーシャル諸島、ツバルの4カ国に対して、人工呼吸器の提供、技術支援や病棟の整備、地元における防疫物資の調達などを援助していく。
以上のような、人道支援の一環として大きな貢献をしています。
これに対して、欧州の議員127人、EUやWHOに5月に開催される「WHO総会への台湾の参加を強く支持する連名書簡」を送ったと発表しました。
WHOのテドロス事務局長宛てに、欧州議会は8日にジョセップ・ボレル・フォンテジェス外務・安全保障政策上級代表宛てに書簡を送付。台湾の新型コロナウイルス対策を高く評価した上で、WHOが台湾を排除するのは台湾の人々に対する差別であり、不公平だと訴えた。
このように世界各国から賞賛を浴びています。連日感染者数の最多記録を更新して右往左往している日本とは大違いです。
専門家の頭脳を集め、徹底的な防疫体制と思い切った経済政策が功を奏して、今や世界に向けて援助をしている「台湾」とは格の違いを感じるのは私だけでしょうか。
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