今”変貌”を遂げつつある台湾!

世界中がこの「コロナ禍」のなか民主的な台湾が、静かに変貌をしてきています。

今までは、国民党の反対と中国の経済的、軍事的圧力のなか、国際的な活動を制限せざるを得なかった台湾が、このところ徐々に変貌を遂げてきています。その一例を上げてみました。

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まずは何と言っても、世界中を混乱に貶めている「新型コロナウィルス(武漢肺炎)」の国内感染拡大防止に大成功したことでしょう。このことで一躍世界中で話題になり、また世界に貢献することによって台湾の名を高めました。

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9月19日教会での李登輝元台湾総統の告別式

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弔辞を述べる蔡英文台湾総統 2020年9月19日

元台湾総統の李登輝氏の逝去にともなう、海外政府要人らの弔問客が訪れ、国としての外交活動が成立したこと。などや蔡総統と海外各国の首脳によるリモート会談など国際的にも立派な民主国家だと認識されたという事実。


米国務次官が台湾訪問へ 李登輝氏告別式にも参列(2020年9月17日) ANNnewsCH

上のニュースでも報じているように、8月のアメリカ・アザ―厚生長官に聞き続き、今月の17日よりキース・クラック米国務次官が17日午後から台湾を訪れています。

また8月30日にはチェコ共和国よりビストルチル上院議長は台湾の立法院(議会)で演説を行いました。下の動画をご覧ください。


チェコ上院議長「私は台湾市民」、立法院で演説 SankeiNews

台湾を訪問中のチェコのミロシュ・ビストルチル上院議長は1日、台湾の立法院(議会)で演説を行った。故ジョン・F・ケネディ元米大統領が1963年に西ベルリンで行った演説になぞらえて「私は台湾市民である」と述べ、台湾への支持を表明した(映像提供 ロイター)

日本からは元首相の森喜朗氏が弔問団を引き連れ、19日に北部・新北市で行われる李登輝(りとうき)元総統の告別追悼礼拝に参列するため訪台しています。胸を負傷し、包帯を巻いた状態ながらも、台北松山空港に到着後、その足で総統府に直行しました。そのようなお体でも弔問に来られた森氏への、台湾国民の感謝の気持ちはただものではありません。

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それに増して、台湾を勇気づけているのは、菅新内閣での岸信夫氏の防衛大臣就任のニュースです。岸氏は安倍前総理の弟であり「親台湾派」を標榜する政治家です。過去何度も台湾を訪れて蔡総統とも会談を行っています。

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蔡英文総統と岸信夫氏

これに対して中国の反応が気になります。
中国軍機8機以上が台湾海峡中間線越す 過去最多』 【台北支局】台湾の国防部(国防省に相当)は18日、中国の戦闘機と爆撃機計18機が同日午前に台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入、少なくとも8機の戦闘機が台湾海峡の中間線を越えたと発表した。中間線は中台間の事実上の停戦ラインとして機能している。中国軍機の中間線越えは2019年3月末以降、4回目だが、今回は過去最多となる。台湾側も戦闘機を緊急発進(スクランブル)させるなどして対応した。


台湾が国際的な地位が上がるにつれて、コロナで信用を失った共産中国のいら立ちが目立ち台湾に対する軍事的圧力が強まっています、

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スクランブル発進する台湾戦闘機

中国はアメリカ高官の相次ぐ訪台に反発しており、台湾を巡る情勢が一層緊迫化する恐れがあります。私は不測の事態が決して起こらないように願うばかりです。

気楽な台湾旅行のブログを目指していますが、今回も全く旅行できないので、こんな堅苦しい話題になってしまい、申し訳ありません。次回は出来るだけ楽しい台湾をご紹介しようと思っております。

日米政府高官が相次いで台湾訪問!

8月9日・アメリカの政府高官と日本の議員団が相次いで台湾訪問しました。

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アメリカ・アザ―厚生長官の搭乗した政府専用機が台北市松山空港に到着

2020年は台湾にとっては、新型コロナウィルス(武漢肺炎)、そして台湾民主の父・李登輝元総統の逝去と相次いで不幸なことが起こりましたが、ウィルスについては世界で模範となる防疫体制を築いてこれを制覇しているし、弔問外交によって民主国家からの高官が弔問に訪れたりまたはリモート弔問などで、台湾の地位が飛躍的に上がった年と言えるでしょう

昨日は日本から李登輝元総統に弔意を示すため弔問団の団長、森喜朗元首相は9日、追悼会場が設置されている台北賓館を訪れました。


全程戴口罩! 前日相森喜朗率團弔唁李登輝-民視新聞・・・遺影に向かって、弔辞を読み上げた森氏。台湾の総統と日本の首相として、それぞれの立場はあったとしつつ、「お互いの人間としての友情や尊敬は一度も揺らぐことはありませんでした」と語った。

日本の国会議員の間で党を超えて「どこの国よりも一番早く、外国の弔問客として日本の政治家が行くべき」との声が上がっていたと説明した報道が台湾のニュースにも取り上げられていました。森氏の体調を考えて日帰りのあわただしい訪台でしたが、蔡総統とも会談し日台の友好につとめてくれました。

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一行は新型コロナウイルス対策のため、チャーター便を利用し日帰りで訪台。台北賓館を後にすると、その足で空港に向かい、帰国の途についたそうですが、こんな時期によく訪台してくれました。森元総理には感謝したいです。
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米国のアザー厚生長官が9日、台湾を訪問しました
1979年に米国と台湾が断交した後、台湾を訪れる最高位のアメリカの高官として、蔡英文総統と会談するほか、新型コロナウイルス対策を担当する台湾側の閣僚らとも面会する予定です。


美衛生部長阿札爾來了! 專機降松山機場-民視新聞

ニュース映像を見ると、空港に降り立つと、普通はハグと握手をするのですが、マスクをしたまま一礼をするだけでコロナ感染には神経を使っているようですね。4日間の滞在ではトランプ大統領の名代として蔡総統と会談。その後、外交部(外務省に相当)や衛生福利部(厚生労働省)などの官庁も訪問、感染症対策の指揮官・陳時中・衛生福利部長(厚生労働相)らと意見を交換するそうです。

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台湾大学での講演もあり、最終日には李登輝元総統を弔問する予定もあるとニュースでは伝えていました。

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台北市松山空港では、アザ―厚生長官が訪台した後、森元総理の日本帰国の専用機がすれ違うという台湾では珍しい光景が話題になっています。

世界中がコロナ禍のため、政治、経済が混乱しているのに台湾は国際的な地位は上がるばかりです。コロナが収まるころには『新しい台湾』が姿を現すでしょう!そんな台湾に1日も早く遊びに行きたいものです。

「余談ですが・・・」
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台湾のニュースで森元総理が蔡英文総統に日本の漫画をプレゼントしたのを見たので、どんな内容なんだろうか?と興味があり、早速本屋に行って買ってきました。
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(表紙人物イラスト/金子ナンペイ)

ところが、私の早合点でした。表紙の絵だけで本文には全くありませんでした。店頭ではビニールでおおってあったので内容が確認できませんでした。でも、何かの記念にはなるでしょう。(写真よりもリアルで、迫力のあるイラストですね)

「台湾」旅券と中華航空の改名か?

台湾関係のニュースを見ていると、下記のような記事がありました。

(台北中央社)立法院(国会)は22日、チャイナエアライン(中華航空)の改名と台湾のパスポートの認知度向上を政府に求める議決を全会一致で可決した。いずれも中国と混同されないのが狙いとみられる
提案した与党・民進党の議員団によると、チャイナエアラインが、海外で中国の航空会社「エアチャイナ(中国国際航空)」と間違えられることが多いという。議員団は、同社の国際的な認知度を高め、台湾の国益を守るため、飛行機の塗装や英語社名などの変更を盛り込む実施計画の策定・提出を交通部(交通省)に要請した。
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一方、正式国名の「中華民国」や「REPUBLIC OF CHINA」などが印字されたパスポートに関しては、民進党・陳水扁政権下の2003年から「TAIWAN」も加えられるようになったが、新型コロナウイルスが世界的に流行して以来、多くの台湾人が外国の空港などでパスポートの「CHINA」の文字で中国人と誤認されたと指摘。こういった状況を回避し、国民の尊厳を保つため、台湾のパスポートの認知度向上に向けた具体策をまとめるよう行政機関に呼び掛けた。


確かに、チャイナという名称がついている限り、事情の知らない人や外国では「中国」の飛行機だと思うでしょうね。

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今回、新型コロナのため、台湾は世界中の困っている国に対して援助を行っていますが、中華航空(チャイナ・エアーライン)の飛行機が援助物質を運んで来たら、最も危険な「中国本土」から持ってきたんだろうと誤解されるという事があったそうです。

また、外国に入国の時点で、入国検査官に中華民国(REPUBLIC OF CHINA)のパスポートを見せると、漢字の知らない検査官や人間なら、きっとチャイナ、中国人だろうと思うでしょうね。

この度は、世界中でこのような誤解によって事情の知らない外国人からの嫌がらせなどの、台湾人への偏見が多発したそうです。

世界中に病毒の恐怖と一党独裁の強権を振り回している中国と同じ国だと思われないようにするのは当たり前でしょう。今回のコロナ疫病の対策で世界中に名を上げた「台湾TAIWAN」は今や、世界が認める立派な「TAIWANブランド」です。

今の時点で国の名称を変えるというのは「中国」の武力行使に大義名分を与えるだけなので、せめて航空会社名だけでも早く変更してもらいたいものです。

そして、来年の東京オリンピックには昔のように「TAIWAN」のプラカードの下、堂々と入場行進することを願っています。

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1964年10月10日 中華民国Taiwanの選手団の入場
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